アイスクリーム。この時期は頻繁に口にすることになるが、「おいしいけど、太りやすいよね」と思っている人が多いだろう。

確かに大量の砂糖を始め、牛乳・バターなど一般に高カロリーと言われるもの使っている。このことから「太る」という印象を抱くのは無理もない。

しかし、アイスクリームは太りにくい。


なぜ太りにくいのか？


それは、アイスクリームが冷たいからである。
アイスクリームを食べると体温が下がる。このとき人間の体の反応として、下がった体温を元に戻そうとカロリーを消費する。このカロリー消費がある分、元のカロリーが相殺される。

つまり、実際のカロリーよりも摂取されるカロリーが低い、ということである。


アイスクリームのように、実際のカロリーと摂取されるカロリーが異なるものは多い。

摂取されるカロリーの指針となるものの１つに「グリセミック指数」と呼ばれるものがある。別名「血糖上昇指数」と言い、何かを食べたときに上昇する血糖値の値を、ブドウ糖そのものを摂取したときを100として、それに対する相対的な比で表したものである。

本件のアイスクリームをこのグリセミック指数で表すと、なんと36。単食ダイエットにも使われるリンゴが39であることから、かなり低い数値であることが分かっていただけるであろう。


このように、アイスクリームは太りにくいのだ。